コロナの影響で子供の習い事はどう変わる?
アフターコロナでの習い事は?
あらゆる状況を一変してしまった新型コロナウイルス。
新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言を受けて、多くの習い事はお休みになり、そして習い事をやめてしまう子供も多かったです。
yahoo知恵袋にも、以下のような投稿がありました。
子供が2歳から通っていたピアノ教室がコロナで今月でやめることになりました。
先生も60代と高齢?
もあり、感染が怖く辛くなったようです。
もう4年近くも通っていたのに残念ですが、こんな時期に今から探して通う気にもなれません。
参考:「コロナで子供の習い事を辞めた方いますか?」
コロナ禍以前なら、子供にも様々な習い事をさせてあげて、「子供の能力を伸ばしたい」「子供の可能性を広げたい」と考える親御さんもいたはず。
ですが、ステイホーム期間中、子供の習い事について考え直す機会も増えて、「本当に通わせるべきなのか」「感染対策はとられているのか」などと習い事について別の視点で考えることも多くなりました。
今回は、子供の習い事について悩む親御さんのために、コロナ禍における習い事事情について、Gチャイルドそろばん教室サイト編集部の私から、解説していこうと思います。
コロナで変わる家庭の中での【習い事】
先に述べたように、コロナウイルス感染拡大によって、子供の習い事事情は一変しました。
コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、子供の習い事において【感染リスク】など、以前は考えなかった対応も強いられています。
コロナ禍において、親御さんの習い事に対する考え方がどのように変わっていったのでしょうか?
以下の具体例を4つ紹介します。
- 習い事を減らす親が増えた
- スポーツ系の習い事は休みに
- オンライン授業を選ぶ親も
- 家計が苦しくなって子供に習い事をさせられない親も
習い事を減らす親が増えた
コロナウイルス感染拡大を受けて、子供に通わせる習い事の数を減らした家庭も多いです。
以前は複数の習い事に通わせていた親も、ウィズコロナとなった現在では、習い事どころか子供を外出させるだけでも不安に感じています。
<参考:プレスリリース 小中高生保護者の8割超「子どもの外出減らしたい」>
特に緊急事態宣言中は、学校が休校になったことに加え、習い事までなくなってしまい多くの親が【学習の遅れ】を心配していました。
しかし、習い事に通わせることで、子供がウイルスに感染してしまうかもしれないリスクがあることを思えば、子供の習い事を断捨離するのは無理ない話です。
家計が苦しくなって子供に習い事をさせられない親も
新型コロナウイルスの影響は家計にも直撃しました。
ほとんどすべての業界の企業がコロナによって売上減となり、売上減はその企業で働く社員の給与ダウンにも繋がりました。
一家の大黒柱である父の給与ダウン、残業代カット、その他あらゆる手当もカットとなったことで、子供の教育に割けるお金が減ってしまいました。
それにより、子供の習い事までお金を回す余裕がなくなっているのです。
家計の悪化は習い事の選択肢を狭める
家計の中において、習い事というのは、子供の教育上での必需品ではありません。
それゆえ、習い事に回すお金はどうしても生活を送る中での【余剰資金】から出すことになります。
そして、コロナ禍で生活の余剰資金は目減りしているので、習い事の選択肢も必然的に狭くなります。
アフターコロナでは、あらゆる習い事が【贅沢品】として扱われることになるかもしれません。
コロナ禍における教室の対応
親御さんの考え方が変わるのと同じように、塾や教室もコロナ禍における授業の在り方を考え直しています。
スポーツ系の習い事は休みに
習い事にはたくさんの種類があります。
それこそ、そろばん教室のような屋内で座学形式のものもあれば、屋外でスポーツを行しながら学ぶ種類の習い事も多いです。
そして、スポーツ系の習い事も、コロナウイルスが猛威をふるい始めた春頃は一斉休業となりました。(※現在は独自のガイドラインを策定して再開されています)
つまり、屋内の習い事も、屋外の習い事も、【人が集まる】という点で考えれば新型コロナウイルス感染リスクがあるということです。
屋内でも屋外でも感染リスクがあることを思うと、ウィズコロナの習い事は中々一筋縄でいきそうにありませんよね。
オンライン授業を選ぶ親も
最近は学校でも習い事の教室でも、授業をリモート配信するところが増えました。
少しでも、子供に学習の遅れを取ってほしくないと考える親御さんにとって、たとえ対面授業でなくとも子供の学びの場が出来るのは嬉しいですよね。
ウィズコロナ、アフターコロナ禍での習い事選び
すでに、多くの習い事がコロナウイルスのリスクありきで授業を再開しています。人々は、コロナウイルスと同居することを、すでにある程度覚悟しているのです。
ウィズコロナ、アフターコロナの時代において、習い事選びは変わったのか。
私なりに今後の習い事選びについて考えてみました。
月謝の値段が重要視される
先程お伝えしたとおり、コロナ禍において家計はダメージを負っています。
そんな中、習い事を選ぼうと思うと、どうしても習い事における月謝の安さが重要視されます。
今以上に、習い事は月謝の安さが重要視されるようになり、そろばんのような【コストパフォーマンスの良い習い事】に人気が集まるのではないか、と私は考えています。
ウイルス対策は十分か
コロナ以前の生活では、ウイルス感染対策の十分さが習い事を選ぶ基準にはなりませんでした。
しかしウィズコロナ、アフターコロナ時代には、あらゆる教室がウイルス感染対策を行っていることはもはや当然の備えとしてみられます。
逆に、もし教室が一切ウイルス感染対策を取ってないとしたら、その時点で親はそこに子供を通わせたくないはず。
ウイルス対策が取られている習い事に通わせてあげてください。
緊急時の対応
習い事を選ぶ際の新たな基準の一つに【非常時の対応】も加わりました。
例えば、近い将来新型コロナウイルスの感染拡大が再び起こって休校措置となった場合、きちんとレッスンの代替や月謝の返金が行われるのか。
緊急時の対応についてしっかり考えているのか、対応力も習い事選びにおける基準の一つとして持っておくべきです。
そろばん教室のコロナ対策
そろばん教室も、新型コロナウイルス感染拡大の煽りを受けています。
緊急事態宣言が出された当初は、あらゆる教室がリスクを考えて休校にするなどの対応が取られました。
しかし今では独自のガイドラインを策定して教室を運用するところが多いです。
例えば、全国に270校抱える中澤珠算教室ならば、厚生労働省の新型コロナウイルス対策ガイドラインに則った授業が行われています。
<参考:新型コロナウィルスに対する感染予防対策徹底について >
他にも、リモート授業を行うそろばん教室があるなど、教室ごとにコロナ対策をとっています。
教室のコロナ対策が気になるようでしたら、事前に見学、問い合わせなどして、どこまでウイルス感染対策に気を配っているか、調べておくと事前に感染リスクへの対応がわかるのでおすすめです。
コロナ禍における習い事 まとめ
ウィズコロナ、アフターコロナの時代において、子供を通わせる習い事選びの基準は様変わりしました。
コロナウイルスがなかった時代なら考えなかった、ウイルス感染対策、緊急時の対応について気にしておかなければなりません。
そして何より、日本全体の景気が悪くなったことで、習い事選びにおける月謝の重要性が増しました。
どれくらい時間が経てば、コロナ以前のような生活に戻るのかわかりませんし、そもそも以前のような生活に戻る保証もありません。
私達はこれから、【コロナありき】で子供の習い事を選ぶことになっているのです。